錦秋の須川岳

 2012-10-31
岩手県南部、一関市から西へ奥まったところに須川岳(栗駒山)があり、紅葉の名所です。

名残ケ原の紅葉
その登山道を歩いていると、三つの色が際立つ紅葉風景に出くわしました。まさにトリコロールです。このような絶景を見逃すまいと、大勢の登山者が訪れます。(2012年10月14日撮影)

名残ケ原を歩く登山者
錦秋の道をゆく登山者の列、列、列・・・。東北の大都市である仙台から比較的近く、登山道も歩きやすいため、ツアーが盛んです。すれ違うのも大変な人の多さです。(2012年10月14日撮影)

須川岳中腹の紅葉
須川岳は火山であるため、そのガスで枯れた木なども混じり、一種独特の風景です。曇ってきたので、しっとりとした絵画風のイメージで作品に仕立ててみました。(2012年10月14日撮影)

須川岳の紅葉
そこに、一瞬の光が天界から舞い降りました。まるで、スポットライトのように山腹の一部をさし染めた光の舞台は、あえなく、はかなく、消えてしまいました。(2012年10月14日撮影)

秣岳の草原
混雑を避けたいと、秣岳(まぐさだけ)への縦走路に入ります。すると、虎毛色のじゅうたんが広がっていました。目くるめく華麗な色もいいですが、これも秋の一景ですね。(2012年10月14日撮影)
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川霧立つ

 2012-10-28
秋も深まり、移動性高気圧が張り出して厳しく冷え込んだ朝、山間の盆地では朝霧がよく現れます。

猿ケ石川の川霧
水蒸気の発生源が川の場合、その動きはドラマチックです。蛇行する猿ヶ石川に沿って、まるで巨大な龍のように霧が体をうねらせます。花巻市東和町の風景です。(2012年10月14日撮影)

猿ケ石川の川霧と早池峰
遠景に早池峰を入れてみました。霧の流れが山の端とうまくからみあった瞬間、シャッターを切ります。「山紫水明」という言葉は、まさにこのような風景をいうのでしょう。(2012年10月14日撮影)

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小さい秋

 2012-10-26
高山植物で有名な秋田駒ケ岳。秋田と名が付きますが、秋田市より岩手県盛岡市から近いのです。

国見温泉の森で(1)
岩手県の国見温泉から登ります。歩きはじめの森の中で、楓の実生(みしょう)を見つけました。かわいらしいけれど、ちゃんと一人前に黄葉するのですね。感動しました。(2012年10月15日撮影)

国見温泉の森で(2)
北国の秋の昼間の日は低く、光は弱く、斜光線です。森の中は暗いのですが、だからこそ、命が輝いて見えます。こんどはブナの実生にスポットライトがあたりました。(2012年10月15日撮影)

国見温泉の森で(3)
キノコも輝きます。虫のしわざか動物なのか、かじられたような跡がありますが、そのまま写しました。今年の夏は高温少雨で、森の生物たちもさぞつらかったことでしょう。(2012年10月15日撮影)

秋田駒ケ岳 外輪山の紅葉
外輪山の稜線に出ると、一気に明るい風景へと変わります。紅葉のベルトの中を登山道が続くのです。日本一の水深(423m)を誇る田沢湖もうっすら見えますね。(2012年10月15日撮影)

秋田駒ケ岳 チングルマの紅葉
夏には登山者が列をなす人気の花園も、秋の静寂に包まれています。チングルマが紅葉して見事なカーペットに!花の時期だけ登るなんて、もったいないですよね。(2012年10月15日撮影)
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稔りの秋

 2012-10-23
東北各地で稲刈りが終わり、収穫後の稲束が、いろいろな形で天日乾燥されています。

水沢郊外のホンニョ
岩手県奥州市胆沢区の西郊で見かけた、1本の杭に放射状に積み上げるタイプです。岩手県南部の旧伊達藩領に多く、「ホンニョ」と呼ばれ、蓑をまとう人に見えます。(2012年10月20日撮影)

鳥海山麓のハサ架け(拡大)
いっぽう、これは秋田県の鳥海山麓のハサ架けです。こんなに高いもの(9段)はなかなかお目にかかれません。杭の立て方がランダムで、かえって絵になります。(2012年10月20日撮影)

鳥海山麓のハサ架け
秋の日はつるべ落とし。夕刻の斜陽がハサだけを照らしていましたが、このあとすぐ日没。暗いなかで色の浮き立つ刈穂の列は、この1年の豊穣を祝福するかのようです。(2012年10月20日撮影)
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秋山庄太郎写真芸術館

 2012-10-17
今回は、写真展のご案内です。現在、東京・南青山の秋山庄太郎写真芸術館では、ポストカード「素敵!いわて」100プラスと題した写真展を開催しております。会期は11月11日(日)までです。

「素敵!いわて」写真展案内(1)
「素敵!いわて」写真展案内(2)

岩手ゆかりの写真家58人による、岩手の風景写真展です。海、山、里、空、花など、岩手ってこんな素敵なところ!と思っていただける作品の展示です。私も三陸沿岸の風景写真を出展しています。

「アマチュアおそるべし!」と笑顔を浮かべながら、天国から秋山庄太郎さんも見守ってくださっていることでしょう。今回は、秋山先生の作品も特別に出展されていますので、どうぞお楽しみに!

注意していただきたいのは、土日のみ開館という点です。近くには、岡本太郎記念館や根津美術館など、見どころもあります。芸術の秋!みなさま、どうぞお越しくださいませ。
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東京名所2景

 2012-10-15
スカイツリーは東京の名所。その高さが周囲の建造物を圧倒していることが、空撮からわかります。

東京スカイツリー空撮
634mという高層建築は、まさに科学技術の賜物です。しかし、建築物、高きがゆえに尊からず!10月3日にオープンした東京ステーションホテルは平面的な美といえます。(2012年8月2日撮影)

新装 東京ステーションホテル(正面)
高層ビルを背に、伝統的な建物も存在感タップリ!見物客がフラッシュをたいていました。駅員も手慣れたもの。「それなら、丸の内南口にどうぞ!」とスムーズな誘導です。(2012年10月5日撮影)

新装 東京ステーションホテル(天井)
駅舎の天井が圧巻!そのさまざまなる意匠は、現代の名工が復原に苦戦した傑作です。新旧が交錯し、伝統と革新が肩を並べるトーキョーの町の魅力というものでしょう。(2012年10月5日撮影)
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紅葉の八幡平縦走(その2)

 2012-10-11
雲がやや多めの初日に続いて、2日目は完璧な好天。朝の気温は氷点下で、霜が降りていました。

霜降の丸太
大深山荘前の丸太に霜が付着して、魅力的なオブジェに!放射冷却は、この日1日の好天を約束してくれます。自然の妙ともいえる文様で、いつまでも見飽きません。(2012年10月8日撮影)

針葉樹の森
広葉樹の紅葉だけでは華美が目立ちますが、そこにオオシラビソやハイマツなどの針葉樹が入ることで、落ち着きのある針広混交林となります。それが八幡平の魅力です。(2012年10月8日撮影)

鳥海山遠望
今日一日出会えるであろう絶景に心はやり、縦走路に飛び出します。すると、澄みきった空のかなたに鳥海山のおおどかな山容が、美しいグラデーションを見せてくれます。(2012年10月8日撮影)

ニセ小畚から岩手山
小畚(こもっこ)の峰続きの1448m峰(個人的に、ニセ小畚と呼んでいます)からは、岩手山をバックに紅葉のじゅうたんが楽しめます。それは平面美と立体美の融合です。(2012年10月8日撮影)

三ツ石山と紅葉
そして、いよいよクライマックス!三ツ石山と裾野の紅葉です。たいていどこから見ても台形の三ツ石山ですが、ここからは槍ケ岳のような立派な尖峰のように見えます。(2012年10月8日撮影)
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紅葉の八幡平縦走(その1)

 2012-10-09
山の紅葉も、一気に始まりました。八幡平は三ツ石山を中心とした裏岩手縦走路のレポートです。

ツタウルシの紅葉
岩手県雫石町側からの入山です。奥産道の舗装路歩きは退屈ですが、足慣らしであり、稜線へ出る前のわくわくする前奏曲。そこで見つけた主題は、ツタウルシの紅葉です。(2012年10月6日撮影)

三ツ石湿原
三ツ石山荘に宿泊した翌朝、あたりいちめん霧の世界。でも、焦りは禁物。歩く速さのアンダンテで観察すると、目を見張る紅葉でなくとも、そこには美しい虎毛色の湿原が。(2012年10月7日撮影)

紅葉庭園
小屋で天候回復を待つアダージョに続いて、空はしだいに晴れ、日ざしが届きはじめます。すると、あざやかに彩られた錦繍の庭園が!フル・オーケストラの大合奏です。(2012年10月7日撮影)

錦繍を歩く
そんな絶景を目にすると、つい心もはやり、縦走路に駆け出します。アレグロで一気に盛り上がる登山者です。みな口々に「サイコー!!」と叫びながら歩いてゆきます。(2012年10月7日撮影)

大深岳直下から小畚
三ツ石山から大深岳までの縦走は、雲が多めながら、天候はどんどん回復。その夕日に照らされて、今日の日の終楽章を迎えます。明日はどんな風景でしょう!(2012年10月7日撮影)


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共同通信社コラム「衝動写真旅行」の連載開始

 2012-10-04
このたび9月から共同通信社のモバイル・サイト NEWSmart の新コラム「衝動写真旅行」で、私の写真連載が始まりました。写真にショート・エッセイを添えた記事で、毎週水曜日に更新されます。

岩手県内や、全国各地の旅先で衝動的に撮影した写真の数々です。9月の掲載例をあげますと...

スカイツリー(東京都)、牧場の風景(岩手県)、海岸の盆景(富山県)、朝焼けの姫神山(岩手県)

そして10月からも続々と日本各地の旅写真が登場します。自信作、未発表作もたくさん登場します。

なお、当サイトはスマホや携帯などのモバイル専用です。当ブログのリンク「衝動写真旅行(共同通信ニュース NEWSmart)」へアクセスし、画面上部のバーコードリーダーから NEWSmart 携帯サイトへ入り、コラム欄の「衝動写真旅行」のコーナーへとお進みくださいませ。
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イギリス海岸(その後)

 2012-10-02
大きな台風が東北を縦断すると聞いて、最後のチャンスを狙って増水前のイギリス海岸へ・・・。

イギリス海岸のカラー写真
9月13日に訪れた時以上に水位が下がって、泥岩層の川床が近年まれにみる美しい模様を見せました。PLフィルターのかけすぎに注意して、水面を適度に反射させます。(2012年9月30日撮影)

イギリス海岸の岩の模様
川床を歩いてみても面白い発見があります。ブナの樹の表面に現れるモザイクに似た模様が見られます。賢治が好んで通ったのもうなずけます。地層がおもしろい!(2012年9月30日撮影)

イギリス海岸の鮭の死骸
さらに歩いてゆくと、川の淀みに何やら赤いものを発見。近づいてみると、なんと北上川を遡上してきた鮭の死骸でした。河口から150キロ、生命の尊さを感じます。(2012年9月30日撮影)

イギリス海岸の水模様
その淀みの水は、不思議な文様を見せてゆらめいています。水泡の表面にまるでとろろ昆布を無造作に流したような絵といいましょうか、とても不思議な光景でした。(2012年9月30日撮影)

イギリス海岸のモノクロ写真
賢治が通った頃の風景に思いをはせ、モノクロで撮影してみました。この翌日、台風の増水でこうした風景はすべて泥流に飲み込まれてしまったのです。(2012年9月30日撮影)
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